
【まずは結論】腰痛がある方の歩き方は、痛みやしびれが起こる原因を確認し、今の身体に合った歩幅・歩く速さ・身体の支え方を選ぶことで見直せます。
石川県白山市松任駅前 姿勢専門整体院 安楽が解説します。
「健康のために歩きたいのに、腰がつらくなる」「姿勢を良くしようと胸を張るほど疲れる」。そんな経験はありませんか。
NHK「きょうの健康」で取り上げられた腰痛の新常識を手がかりに、歩くときの腰痛の見極め方から、日常生活で取り組める身体の使い方まで紹介します。
NHKきょうの健康「腰痛の原因を捉え直す新常識」で歩き方はどう扱われた?
NHK「きょうの健康」の2026年の腰痛特集では、痛みが出る動作や症状に注目し、原因を捉え直す考え方が紹介されました。
歩き方との関係が深いのは、2026年7月1日放送の「筋肉・神経タイプ」です。歩き続けると上半身が前に倒れる状態や、歩行時にお尻から脚へ痛み・しびれが出る状態が取り上げられています。
2026年の腰痛特集で紹介された3つのタイプ
番組では腰痛を考える手がかりとして、関節タイプ、椎間板タイプ、筋肉・神経タイプが取り上げられました。
腰を反らしたときにつらいのか、前かがみで痛むのか、それとも歩いているうちに症状が強くなるのか。こうした違いは、医療機関で原因を調べる際の参考になります。
腰痛を考える3つの視点
関節タイプ:身体を反らす動作などに注目
椎間板タイプ:前かがみや座る動作などに注目
筋肉・神経タイプ:立つ・歩く時間や脚の症状に注目
※番組の整理を参考にした模式図です。症状だけで病名は確定できません。
同じ「腰痛」という言葉でも、身体の中で起きていることは一人ひとり異なります。
だからこそ、歩く姿勢を直そうとする前に、どのような動作で症状が出るかを知っておきたいのです。
歩き続けるとつらくなる腰痛は何が違う?
歩き続けるとつらくなる腰痛では、筋肉の疲労や姿勢の保持に関係する場合と、神経への圧迫などが関係する場合を区別して考えます。
番組の「筋肉・神経タイプ」では、歩くにつれて身体が前へ倒れやすくなる特徴と、立ったり歩いたりするとお尻から脚にかけて痛みやしびれが現れる特徴が紹介されました。
歩行中の症状を整理
歩くと腰が重くなる
↓
疲労・姿勢の変化・痛みの出方を確認歩くと脚がしびれる
↓
神経に関係する病気などを医療機関で確認
特に、歩くと脚がしびれ、座ったり前かがみになったりすると楽になる場合は、腰部脊柱管狭窄症などの可能性があります。
そのような症状がある方は、歩き方の自己修正よりも整形外科での確認を優先してください。
番組で紹介された腰痛対策と過去の関連特集
NHKでは今回のシリーズ以前から、腰痛を一律に扱わず、症状や身体の状態に応じて運動を選ぶ考え方が紹介されてきました。
NHK出版の関連書籍『腰痛は、タイプ別ちょこっと運動で治す!』も、腰痛のタイプに応じた運動をテーマにしています。
今回の放送について確認できるのは、腰痛の特徴、見極め方、セルフケアや体操を扱ったという点です。具体的な体操の回数や効果を、確認できないまま番組の推奨として紹介することは控えます。
腰痛対策の基本的な流れ
症状を確認
↓
必要に応じて医療機関を受診
↓
身体の状態に合う運動を選択
↓
日常生活で継続できる方法へ
「腰痛があるから、もっと腹筋を鍛えなければ」と考えていた方も、今の身体に合う方法を選ぶところから考えてみてください。
女性はどんな歩き方や運動を取り入れている?girlswalker調査
女性が取り入れてきた運動には、ウォーキングやストレッチなど、身近な方法が多く含まれています。
東京ガールズコレクション公式メディア「girlswalker」の若年女性向け調査から、実際に試された方法を見てみましょう。
女性が試した運動・ダイエット方法ランキング
girlswalker総研が2020年に公表した調査では、16〜34歳の女性408人を対象に、ダイエットに関する意識を調べています。
試したことのある方法の上位には、糖質制限、ウォーキング、食事制限、ストレッチが並びました。
女性が試したダイエット方法ランキング
1位 糖質制限 73.1%
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2位 ウォーキング 64.9%
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3位 食事制限 63.3%
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4位 ストレッチ 55.0%
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出典:girlswalker総研、2020年調査
※棒は10%刻みの概略表示です。複数回答の経験割合であり、腰痛改善率や減量成功率ではありません。
ウォーキングを試した女性は約65%。特別な器具を使わずに取り組める運動として、多くの女性に選ばれていたことが分かります。
ただし、腰痛がある方に適した歩き方や運動量は、症状によって変わります。
女性が気になる身体の部位ランキングTOP5
同じ調査では、女性が気にしている身体の部位も紹介されています。
女性が気になる身体の部位TOP5
1位 太もも 75.7%
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2位 お腹 64.6%
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3位 お尻 48.1%
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4位 二の腕 47.3%
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5位 ふくらはぎ 42.6%
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出典:girlswalker総研、2020年調査
※棒は概略表示です。複数回答のため合計は100%になりません。
さらに、ダイエットで最も重視するものとして、57.6%が「ボディライン」、31.8%が「体重」を選んでいます。
数字として体重を減らすことだけでなく、服を着たときの印象や立ち姿を気にする女性も多いことがうかがえます。
腰痛への不安を減らしながら、自然で美しい歩き姿も目指したい。その両方を考えることは、ごく自然な希望だと思います。
ウォーキングを続けたい女性が確認したいこと
ウォーキングを続ける際は、距離を伸ばすことよりも、歩いたときの身体の反応を確認してください。
例えば、歩き始めは楽でも、10分ほどすると腰が重くなる方がいます。一方、少し歩くと身体がほぐれ、動きやすくなる方もいます。
同じ距離を歩いていても、身体の反応は違います。
ウォーキングを続ける前の確認
歩く前の症状
↓
歩いている間の変化
↓
休んだときの変化
↓
翌日の身体の状態この4つを確認して、無理のない運動量を選びます。
自分の立ち姿や身体の傾きが気になる方は、簡単な診断から特徴を整理する方法もあります。
※姿勢タイプ診断は医療上の診断ではありません。痛みやしびれの原因を判定するものではないため、症状がある場合は医療機関で確認してください。
MAQUIA・美的・美STでは美しい歩き方をどう紹介している?
美容誌では、歩き方を健康だけでなく、脚のラインや立ち姿、年齢による見た目の変化と結びつけて紹介しています。
一方、腰痛がある方は、美容目的のフォームをそのまま真似するのではなく、身体に無理のない範囲へ調整する必要があります。
MAQUIAのモデル仁香さんが紹介した美しい歩き方
集英社の美容誌「MAQUIA」では、モデルの仁香さんによる美しい歩き方の記事が掲載されています。
記事では、身体をまっすぐ保つ立ち姿や、足の親指と人差し指の間を意識した重心の使い方などが紹介されています。
歩くときの姿勢を少し変えるだけでも、見た目の印象が変わることがあります。
美しい歩き姿を考える視点
頭が前へ出すぎていないか
肩に力が入りすぎていないか
左右どちらかへ身体が傾いていないか
足を無理に蹴り出していないか
ただし、足の内側へ体重を寄せることが、すべての人に適しているわけではありません。
足首や膝の状態、普段の荷重のクセによっては、かえって一部分に負担が集中することも考えられます。
美容誌の方法は、歩き姿を見直すヒントとして活用するとよいでしょう。
MAQUIAの石井美保さんが実践する日常の歩き方
MAQUIAでは、美容家の石井美保さんによる、日常の姿勢や身体の使い方に関する情報も紹介されています。
美容のために特別な運動時間を確保するだけでなく、普段の歩行や座り方に目を向ける発想は、忙しい女性にとって取り入れやすいものです。
ただし、今回確認できた資料だけでは、個別記事のすべての動作手順を確定できません。そのため、以下は当院が日常動作を確認する際の視点です。
日常生活の姿勢チェック
通勤で歩く
↓
バッグを持つ
↓
デスクで座る
↓
立ち上がる
↓
帰宅後に家事をする一日の動作を通して、身体の使い方を観察します。
当院が歩行分析を重視する理由も、施術を受けている時間だけでは分からない身体の使い方があるからです。
美的で紹介される姿勢・ウォーキングのセルフケア
美容誌「美的」も、姿勢や身体のライン、日常のセルフケアに関心を持つ女性が参考にする媒体の一つです。
美容目的の姿勢ケアでは、首を長く見せる、肩を自然な位置に保つ、下腹の見え方を整えるといった視点がよく用いられます。
見た目と身体の負担を分けて考える
見た目:頭・肩・骨盤の位置
身体の負担:痛み・疲労・動きやすさ
両方を確認して歩き方を選ぶ
写真ではきれいに見える姿勢でも、長時間続けると腰が疲れることがあります。
見た目の美しさと、楽に動けることの両方を目指したいところです。
美STが注目する40代・50代の歩き姿と体型
「美ST」では、2024年1月の記事で、立ち方や歩き方と下腹の見え方を取り上げています。
記事では、骨盤の位置や股関節から脚を動かす意識、かかとからの着地などが紹介されています。
40代・50代になると、体型の変化だけでなく、長時間歩いた後の疲れやすさが気になる方もいるでしょう。
40代・50代の歩き姿で確認したいこと
首・肩が前へ出ていないか
↓
腰を反らせすぎていないか
↓
股関節が動いているか
↓
足裏で無理なく身体を支えられるか
姿勢によってお腹の見え方が変わることはありますが、姿勢を整えただけで腹部の脂肪が減るわけではありません。
痩せ見えを目指す場合も、身体の負担を増やさない方法を選びます。
美容誌の歩き方を腰痛がある人が取り入れる際の注意点
腰痛がある方は、歩幅を大きくする、かかとから強く着地する、地面を強く蹴るといった動作を、無理に意識しすぎないようにしてください。
腰や股関節、膝、足首の状態によっては、強い動作が負担になる場合があります。
美容目的の歩行フォームを試すとき
身体が楽に動く
→ 無理のない範囲で継続腰に違和感が出る
→ 歩幅や速さを調整痛み・しびれが強まる
→ 中止して必要に応じて受診
美しい歩き方を身につけたいという気持ちを大切にしながら、身体の反応も同じくらい丁寧に見ていきたいと考えています。
歩くと腰が痛くなるのはなぜ?原因と症状の見極め方
歩行中の腰痛は、筋肉の疲労、関節や椎間板の状態、神経に関係する病気など、さまざまな理由で起こります。
痛みが出るタイミングと、どのような姿勢で楽になるかを確認すると、医療機関へ相談するときにも役立ちます。
歩き始めに腰が痛い場合に確認したいこと
歩き始めに腰が痛む場合は、立ち上がった直後の姿勢、最初の数歩での動き、痛みが続く時間を確認します。
長時間座った後だけ痛むのか、朝起きたときにも痛むのかによって、医療機関へ伝える情報が変わります。
歩き始めの腰痛チェック
座った後に痛む
朝の一歩目がつらい
数歩で楽になる
歩くほど強くなる
それぞれの違いを記録します。
痛みが続く場合や悪化する場合は、自己判断で運動量を増やさず、整形外科で相談してください。
長時間歩くと腰が重くなる場合に確認したいこと
長時間歩くと腰が重くなる場合は、歩く距離だけでなく、歩行中の姿勢や身体の支え方も確認します。
例えば、疲れてくると歩幅が小さくなる、身体が前へ傾く、左右どちらかへ寄るといった変化が現れることがあります。
ただし、そうした動きが腰痛の原因なのか、痛みを避けた結果なのかは、動画だけでは決められません。
長時間歩いたときの変化
歩き始め:姿勢が安定
↓
時間の経過:疲労が増える
↓
歩幅・身体の傾きが変わる
↓
腰の負担感が変化する場合がある
当院では、静止した姿勢だけでなく、実際に歩いているときの身体の動きも確認しています。
歩くと脚がしびれて休むと楽になる場合は?
歩くとお尻や脚がしびれ、座ったり前かがみになったりすると楽になる場合は、腰部脊柱管狭窄症などが関係している可能性があります。
このような症状は、単純に歩き方を直せば解決するとは限りません。
医療機関で確認したい症状
歩くと脚が痛む・しびれる
↓
休むと楽になる
↓
再び歩くと症状が出る
↓
整形外科で原因を確認
足の血流の問題など、腰以外の原因でも似た症状が起こることがあります。
特に症状が繰り返される場合は、医師の診察を受けてください。
腰痛があるときに歩くのを控えるべき症状
腰痛があっても、状態によっては適度な活動を続けられます。一方で、歩行練習より医療機関での評価を優先すべき症状もあります。
受診を優先するサイン
脚の力が急に入りにくい
排尿・排便に異常がある
股の周囲の感覚が鈍い
発熱や強い外傷を伴う
安静にしていても強い痛みが続く
特に、急な排尿・排便障害、股の周囲の感覚低下、進行する脚の脱力がある場合は、救急受診を含めて速やかに医療機関へ相談してください。
腰痛の原因を確認したうえで、歩行や運動を考えることが安心につながります。
自分の立ち姿の特徴を整理したい方には、簡単な姿勢チェックも用意しています。
自分の歩き方のクセを確認する3つのセルフチェック
歩き方を見直す際は、姿勢を無理に正す前に、普段どのように身体を動かしているかを観察します。
動画や足裏の感覚を使うと、自分では気づきにくい左右差を発見できる場合があります。
横から歩行動画を撮影して確認するポイント
歩行動画では、頭、胸、骨盤がどのように動いているかを確認します。
スマートフォンを身体の横に置き、安全な場所で数歩歩く様子を撮影すると、立っている写真だけでは分からない特徴が見えることがあります。
横からの歩行チェック
頭の位置
↓
胸の傾き
↓
骨盤の動き
↓
足を前へ運ぶ様子
歩くときに頭が大きく前へ出る、腰を強く反らせる、歩幅が極端に小さくなるといった特徴があれば、運動指導の参考になります。
ただし、動画に映る特徴だけで痛みの原因を特定することはできません。
左右の足で身体を支えるときの違いを確認する
歩行では、右足と左足が交互に身体を支えています。
片側の足に体重を乗せたときだけ身体が大きく傾く場合は、股関節や足首の動き、バランスなどを確認する手がかりになります。
歩行中の左右差
右足で支える
↓
身体を前へ運ぶ
↓
左足で支える
↓
再び身体を前へ運ぶ左右の動きが大きく違わないか観察します。
痛みがある方は、片脚立ちなどで無理にバランスを試す必要はありません。安全な範囲で普段の歩行を確認してください。
足裏のどこで床を感じているか確認する
足裏には、床との接触や圧力を感じるための感覚があります。
歩行中は、足裏から得られる情報と、関節や筋肉、目や耳の奥のバランス器官からの情報を組み合わせて身体を支えています。
足裏の感覚と歩行
足裏が床に触れる
↓
身体が接地状態を感じ取る
↓
関節や筋肉の動きと組み合わせる
↓
次の一歩へつなげる
「正しい場所だけで踏もう」と力む必要はありません。
まずは、左右の足で床の感じ方が違うかどうかを観察してみてください。
腰に負担をかけにくい歩き方はどう練習する?
腰痛が気になる方は、歩幅や速度を無理に増やさず、楽に呼吸できる範囲で歩くことを基本にします。
症状が悪化しないことを確認しながら、少しずつ歩行量を調整していきます。
歩幅と歩く速さを無理なく調整する
歩幅を大きくしすぎると、股関節や腰に負担を感じる方もいます。
反対に、歩幅を極端に小さくすると歩きにくくなる場合があります。
そのため、理想の歩幅を一律に決めるより、自然に歩ける範囲を探す方法が現実的です。
歩幅の調整
大股で腰がつらい
↓
少し歩幅を小さくする
↓
楽に歩けるか確認
↓
症状に合わせて調整
速く歩くことより、身体の反応を確認しながら続けられることを優先してください。
胸を張りすぎず自然に呼吸しながら歩く
姿勢を良くしようとして胸を強く張ると、腰を反らせすぎてしまう方がいます。
肩やお腹に力を入れ続けると、呼吸もしにくくなることがあります。
自然な歩き姿の目安
目線は無理なく前へ
肩の力を抜く
呼吸を止めない
腰を強く反らせない
足を自然に前へ運ぶ
背筋を伸ばすことと、身体を固めることは別です。
当院では、姿勢を無理に固定するより、動きながら自然に身体を支えられる状態を目指しています。
足裏で床を感じながら身体を前へ運ぶ
歩くときは、足裏が床に触れる感覚を利用して、身体を前へ運びます。
例えば、右足で身体を支えるときには、足裏、足首、膝、股関節、骨盤などが連動して働きます。
一歩の中で起こる動き
右足が床に触れる
↓
足裏で接地を感じる
↓
股関節や体幹で身体を支える
↓
左脚を前へ運ぶ
↓
次の一歩につながる
この動きは、普段ほとんど意識せずに繰り返しています。
だからこそ、姿勢を変えたい方には、歩行中の身体の使い方を観察する機会が役立つと考えています。
ウォーキングの時間と休憩をどう決める?
ウォーキングの時間は、痛みの程度や体力、医師からの指示によって調整します。
最初から長距離を歩く必要はありません。
短い時間でも無理なく歩けることを確認し、翌日に症状が強まらないかを見ながら調整してください。
歩行時間の決め方
無理のない時間を設定
↓
歩行中の症状を確認
↓
必要に応じて休憩
↓
翌日の身体の状態を確認
↓
継続時間を調整
歩くことが不安な方にとっては、「今日はここまでなら大丈夫だった」という経験を積み重ねることも、運動を続ける支えになります。
歩き方と姿勢の関係が気になる方は、ご自身の姿勢の特徴を知るところから整理できます。
歩き方を変えるには筋トレの前に何を練習する?
歩き方を見直したい方は、現在の身体の状態を調べ、足裏の感覚や股関節・胸の動きを確認してから、必要な運動へ進む方法があります。
筋力トレーニングも有効な選択肢ですが、最初から強い負荷をかける必要はありません。
筋力だけでなく身体のバランス感覚を確認する理由
歩くときには、筋力だけでなく、身体の位置や動きを感じ取る働きも使われています。
足裏で床を感じる感覚、関節がどの位置にあるかを感じる感覚、頭の動きや傾きを感じる仕組みなどが協力して、身体のバランスを調整しています。
歩行を支える仕組み
足裏の感覚
+ 関節や筋肉の感覚
+ 目からの情報
+ 耳の奥のバランス感覚
↓
身体の位置を調整
↓
次の一歩をつくる
筋肉を鍛えることに加え、身体がどのように動いているかを感じ取る練習も、運動指導の選択肢になります。
ADAPBASEで足裏の感覚を確かめる
当院では、凹凸のあるマット「ADAPBASE(アダプベース)」を使用した感覚練習を取り入れています。
マットの上で足裏の接触を感じながら立つことで、普段あまり意識していない足裏の感覚に注意を向けることができます。
ADAPBASEを使う目的
凹凸のある面に足を置く
↓
足裏の接触を感じる
↓
身体の揺れや支え方を確認
↓
必要に応じて立位・歩行練習へ
これは、乗るだけで腰痛が治る器具という意味ではありません。
足裏の感覚やバランスを確認するための練習手段として使用しています。転倒の危険がある方や、痛み・しびれが強い方には、安全性を確認したうえで適否を判断します。
スティックモビリティで胸郭と股関節を動かす
歩行では腰だけでなく、胸の周囲や股関節も動いています。
当院では、アメリカ発の運動ツール「スティックモビリティ」を使い、身体の動く範囲や動かし方を確認しています。
テレビ金沢「となりのテレ金ちゃん」でも、2024年4月24日に当院の取り組みが紹介されました。
運動を段階的に進める例
胸の動きを確認
↓
股関節の動きを確認
↓
無理のない範囲で動かす
↓
立位や歩行へつなげる
腰を無理にひねったり反らせたりせず、身体の状態に応じて運動を調整します。
必要な筋力トレーニングへ進む判断基準
筋力トレーニングへ進む際は、痛みの状態、動きやすさ、運動後の反応などを確認します。
例えば、立つことに不安がある方へ、いきなり強いスクワットを行う必要はありません。
一方、筋力低下が明らかな方には、状態に合った筋力トレーニングが必要になることもあります。
運動の進め方
現状を確認
↓
感覚や動きを確かめる
↓
無理のない運動を練習
↓
必要な筋力・持久力を養う
↓
日常生活へつなげる
当院が大切にしているのは、運動の強さを競うことより、その方が続けられる方法を見つけることです。
姿勢専門整体院 安楽が歩行分析を重視する理由
当院が歩行分析を重視するのは、静止した姿勢だけでは、日常生活で繰り返している身体の使い方を十分に確認できないからです。
歩行動画、動作の評価、AIによる筋活動の推定を組み合わせ、どのような運動が適しているかを考えます。
歩行動画とAI筋活動量分析で確認すること
当院では、北國新聞でも取り上げられたAI筋活動量分析システムを活用しています。
歩行や動作を撮影し、AIが推定する筋活動の情報と、実際の身体の動きを照らし合わせます。
当院の分析の流れ
歩行動画を撮影
↓
AIによる筋活動の推定
↓
左右差や動きの特徴を確認
↓
身体の機能を評価
↓
運動方法を検討
AIの推定結果は、筋肉の働きを直接測定した数値や、医学的な診断結果と同じものではありません。
腰痛の原因となる病気を診断することは医療機関の役割です。当院では、運動指導のための参考情報として活用しています。
歩き方と腰の負担に悩む女性のモデルケース
ここでは、歩行分析の考え方を分かりやすくお伝えするため、説明用のモデルケースをご紹介します。
野々市市在住・30代・美容師のM様という設定です。実在する会員様の体験談ではありません。
M様は立ち仕事が多く、仕事の終わり頃になると腰が重くなることを気にしています。
「姿勢を良くして、できれば下腹もすっきり見せたい」と考え、腹筋やストレッチを続けていました。
それでも、仕事が忙しい日ほど腰の負担を感じます。
このような場合、運動量を増やす前に、仕事中の立ち方や歩き方、股関節の動きなどを確認する方法が考えられます。
モデルケースで考える評価の順番
立ち仕事で腰がつらい
↓
症状と受診歴を確認
↓
立位・歩行の動きを観察
↓
足裏や股関節の使い方を確認
↓
身体に合う運動を検討
M様のように、仕事や家事を頑張りながら身体の悩みを抱えている方に対して、これまでの努力を否定する必要はありません。
今まで試してきた方法に加えて、身体の状態を知るという新しい選択肢を持っていただきたいと考えています。
代表井上が歩行と身体の使い方を調べるようになった背景
私が姿勢の分析にこだわるようになった背景には、以前の経験があります。
かつて私は、東京での技術セミナーや整形外科分野の研修などに足を運び、さまざまな施術技術を学んでいました。
それでも、思うような変化につなげられない経験がありました。
当時は、もっと新しい技術を身につければよいと考えていた時期もあります。
しかし、振り返ると、目の前の方が普段どのように立ち、歩き、身体を支えているのかを十分に調べられていなかったのです。
今では、方法を選ぶ前に、その方の身体の使い方を知ることを重視しています。
私が重視する順番
方法を先に決める
↓
身体に合うか分からない現状を調べる
↓
課題を整理する
↓
方法を選ぶ
身体を変えたいと願い、これまでいろいろ試してきた方ほど、その努力が次の一歩につながるようにしたい。
その思いが、現在の分析重視の施術方針につながっています。
姿勢の特徴を知りたい方は、次の簡単な診断も利用できます。
石川県で歩くことに不安がある女性にも運動の機会を届けたい
当院が地域で目指しているのは、運動が得意な方だけでなく、腰痛や身体の不安から運動をためらっている方にも、自分に合う身体の動かし方を知る機会を届けることです。
運動の必要性を知っていても、何をすればよいか分からず、一歩を踏み出せない方もいます。
腰痛や運動への不安がある方のスモールスタート
運動を始めるときに、最初から長時間歩いたり、強い筋力トレーニングに取り組んだりする必要はありません。
医療的に運動が可能な状態であれば、足裏で床を感じる、楽に立つ、短い距離を歩くといった小さな練習も選択肢になります。
小さな運動の積み重ね
身体の状態を知る
↓
安全にできる動きを選ぶ
↓
短い時間で練習
↓
身体の反応を確認
↓
少しずつ生活に取り入れる
運動が苦手な方に必要なのは、気合いや根性だけではないと私は考えています。
今の身体に合った方法が分かれば、運動に対する不安を少しずつ減らせるかもしれません。
「まだ歩けている今」から身体を知る地域づくり
白山市、金沢市、野々市市、小松市には、仕事や子育て、家族の介護などで、自分の身体を後回しにしている方もいらっしゃると思います。
歩くことは、買い物や通勤、旅行、家族との外出など、日常生活のさまざまな場面につながっています。
だからこそ当院では、身体の使い方を知る機会を、特別な運動ができる人だけのものにしたくありません。
当院が地域へ届けたいこと
身体の状態を知る
↓
自分に合う運動を見つける
↓
日常生活で動く機会を保つ
↓
自分らしい生活を続ける
「『まだ歩けている今』から自分の身体の使い方を知る文化をつくる。鍛える前にまず知るを地域へ。」
これは、姿勢専門整体院 安楽が大切にしている理念です。
自分をあきらめない姿勢をつくる。
年齢や運動経験だけで可能性を決めつけず、今の身体にできることを一緒に探していきたいと考えています。
腰痛が気になる歩き方は原因を確認してから自分に合う方法を選ぶ
腰痛を抱えながら歩き方を見直す場合は、症状の原因を確認し、身体に合った方法を選ぶことが出発点です。
姿勢を美しく見せたいという希望も、腰への不安を減らしたいという希望も、どちらも大切にしてよいものです。
自宅で歩き方を見直せる場合と医療機関へ相談する場合
症状が安定しており、医療機関から運動を制限されていない方は、無理のない歩幅や歩く時間を確認することから取り組めます。
一方、脚のしびれや脱力、強い痛みなどがある場合は、原因の確認を優先してください。
次の行動を選ぶ目安
症状が安定している
→ 無理のない歩行を検討痛みが続く・繰り返す
→ 整形外科で相談しびれや脱力が進む
→ 速やかに医療機関へ医療的な問題を確認した後
→ 必要に応じて歩行・運動指導へ
歩き方を変えることは、身体を強く意識して固めることではありません。
自分の身体がどのように動いているかを知り、無理なく続けられる方法を選んでいくことだと考えています。
姿勢専門整体院 安楽の歩行分析と初回体験
当院では、姿勢や歩き方を本格的に見直したい方に向けて、歩行動画の撮影、AI筋活動量分析、身体の機能評価、運動療法を組み合わせたサポートを行っています。
ADAPBASEを用いた足裏感覚の練習や、スティックモビリティを用いた運動も、その方の状態に応じて取り入れています。
当院は会員制のため、初回体験は継続的な姿勢改善を検討されている方を対象としています。
当院の初回体験で確認すること
お悩み・目標を共有
↓
姿勢・歩行を撮影
↓
AI筋活動量分析・機能評価
↓
身体の使い方を説明
↓
必要な運動方法を検討
「長年のクセだから、もう変わらないかもしれない」
そんな気持ちで身体の悩みを抱えてきた方にも、今の状態を知ることから新しい選択肢を見つけていただけたらと思います。
まずはご自身の姿勢の特徴を知りたい方へ。
姿勢専門整体院 安楽の住所・アクセス
姿勢専門整体院 安楽
石川県白山市相木1丁目3-11
IRいしかわ鉄道・松任駅北口から徒歩約3分。
金沢市、野々市市、白山市、小松市など、石川県内から姿勢や歩行の悩みを相談したい方に向けて、身体の使い方を分析し、運動方法をご案内しています。
歩くことに不安がある日も、今まで頑張ってきた身体を責める必要はありません。
これから先も、自分の足で行きたい場所へ向かえるように。
当院は、そのための身体の使い方を一緒に考える場所でありたいと思っています。
参考資料
- NHK「きょうの健康」2026年7月号
- 2026年7月1日放送「筋肉・神経タイプ」番組情報
- girlswalker総研・若年女性のダイエット意識調査
- MAQUIA・モデル仁香さんのウォーキング記事
- 美ST・姿勢と下腹の見え方を扱った記事





