「先生、足を上げるとどうしても股関節の前が詰まるんです」
先日お越しになったK様は、ストレッチをするたびに感じる違和感に悩んでいました。ヨガやストレッチを頑張っているのに、なぜか股関節の前側だけがスムーズに動かない。そんなもどかしさを抱えていたんです。
実は、この「詰まり感」の正体を理解している方は意外と少ないんですね。
多くの方が「股関節の前側が硬いから」「筋肉が挟まっているから」と思い込んで、グイグイ押したり揉んだりしています。でも、それでは根本的な解決にはならないことが多いんです。
股関節は本来、大きく動くように設計されています。太ももの骨が回転しながら「やや後ろに滑り落ちる」という動きが正しく起これば、骨と骨がぶつからずスムーズに曲がるはずなんです。
ところが、この「滑り落ちる動き」がうまく起こらないと、その場で回転するしかなくなり、結果として骨同士の距離が近づいて詰まり感が生まれてしまいます。
では、なぜ滑り落ちないのか。
原因は大きく分けて3つあります。1つ目は、股関節の前側の筋肉が硬くなって、太ももの骨を前に引っ張ってしまっていること。2つ目は、骨盤全体が前に傾いて反り腰になっていること。3つ目は、関節を包む膜が硬くなって、スムーズな回転を妨げていることです。
K様の場合も、腸腰筋という股関節の前側の筋肉が硬くなっていて、骨盤もやや前傾気味でした。
そこで当院では、まず歩き方を動画で撮影して、日常生活での体の使い方のクセを可視化しました。AI姿勢分析も併用して、骨盤の傾きや筋肉のバランスを多角的にチェック。
その上で、北陸唯一導入のアメリカ発姿勢矯正器機を使った運動療法を行いました。この器機は、体幹を安定させながら、正しい動きだけが自然に出るように導いてくれるんです。
さらに、腰が過剰に動かないようにベルトで制御しながらトレーニングすることで、本来使うべき筋肉が目覚めていきます。
K様も「今まで押してばかりいたけど、伸ばすことが大事だったんですね」と驚かれていました。
股関節の詰まり感は、原因を正しく理解すれば、改善への道が見えてきます。
白山市、松任、野々市、金沢市からもたくさんの方にお越しいただいています。股関節の動きにお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談くださいね。