Q「肩がこるのでもみほぐしのお店に行ってもいいですか?」 - 姿勢専門整体院 安楽

INDICATIONS

症状・症例

2024.02.02

Q「肩がこるのでもみほぐしのお店に行ってもいいですか?」

お客様の目的次第です


肩こりの男性

肩がこるから肩を揉めば治る

誰もが真っ先に思い浮かぶ事です

しかし、残念ながら

どれだけ肩を揉んでも肩こりが根本改善する事はありません

お客様の目的が

一時的にこった所を揉んでもらって、その時だけ気持ちよく感じられればそれでいい

という目的であれば、

マッサージ屋さんをご利用されるのもいいでしょう

しかし、

肩こりを根本から改善させたいという目的であるならば

肩を長時間揉む事で逆に肩こりが悪化する事に繋がります

肩こりを根本から改善させ、

肩がこらないような体を作っていきたいという目的であるならば

マッサージ屋さんで肩を長時間揉んでもらうというのは

間違った方法と言わざるをえないでしょう

オーガニック食材の蕎麦屋さんに入店して

「ラーメンを出せ」と言っているようなものです

麺類というくくりでは同じですが、ラーメンと蕎麦では全くの別物

治療院とマッサージ屋さんでは

内容も、カテゴリーも、目的とするものも全くの別物となります

ポイント

肩こりは肩を揉んでも根本改善しない

なぜ肩こりは肩を揉んだら悪化するのか


肩こりで背中が緊張しっ放しの人の背中は

肩甲骨が前後に引っ張られている

前側の筋肉が過剰に前に引っ張ろうとする事で

前重心姿勢になっています

この時背中の筋肉は

そう

頑張って耐えてくれているから、緊張しているのです

そこを揉みほぐしてしまうという事は

緊張がゆるんで一気に前重心姿勢になってしまいます

肩を揉めば揉むほど

余計に前重心姿勢が強くなってしまうので

もみほぐす前よりも、さらに肩がこりやすくなってしまうのです

巻き肩を改善していくには

こった肩をもみほぐすのではなく

巻き肩にならないような、姿勢の前提条件を作っていく事が重要です
ポイント

肩こりで肩を揉むと、逆に巻き肩が悪化する。結果、肩こりも悪化する

肩こりの根本改善の為には


肩がこってしまう原因は

肩がこるような、偏った負担が集中する姿勢をしているから
肩がこるような、偏った負担が集中する動きをしているから

という事は、

肩がこるような、偏った姿勢や動きを改善しなければいけません
施術をやった直後楽になった、というのは当たり前の話です

そうではなく

施術をしていない残り23時間の間に、負担がかからない状態にしていく事の方が重要です

痛みを取るだけであれば簡単です

薬局でロキソニンを買ってきて塗ればいいだけです

そうではなく、

痛みが今後発生しない体を作っていく為には、

日常生活の動きを覚え直していく運動訓練が必須となります

これまで無意識に

慣れ親しんだ楽な動きでやっていた

日常生活動作を

施術をしていない残り23時間の間に、負担がかからない状態にしていく事の方が重要です

ただただ、痛い所をもみほぐしても

根本改善にならないのはこれが理由です

ポイント

肩こりが今後発生しないような、偏った姿勢や動きを修正し覚え直していかなければならない

不調を感じたらその都度何とかしよう、では治らない


こったらこった時にその都度なんとかしてもらおう

これはリラクゼーションの考え方です

根本改善の為には

姿勢が崩れてしまわないような感覚作り

をしていかなければいけません

これまで無意識に普通だと思っていた感覚を変える

訳ですから、当然、定期的に通って

根源を正していく努力が必要となります

ポイント

症状が悪化したらしたその都度処置では治らない

まとめ


肩こりは、肩を揉んでも治らない
肩こりは、肩を揉めば揉むほど悪化する
肩こりは、揉めば揉む程、もっと長く強く揉んでもらわないと気が済まなくなる
これまで無意識に普通だと思っていた姿勢や動きの感覚を変える

ポイント

肩こりの根本改善の為には、地道な訓練が必要

おすすめセルフケアエクササイズ


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